家計が毎月3万円赤字というご相談

毎月家計赤字

こんにちは、住宅ローン緊急相談室の杉山 善昭です。

今回は「家計と任意売却」のことについて分かりやすくお話をさせていただきます。

群馬県にお住まいの方からご相談が寄せられました。現在住宅ローンの返済が3ヶ月ほど遅れていて銀行から3ヶ月分18万円の支払い督促を受けているそうです。12月はボーナスが入るのでまとめて払うのですが、それでも2ヶ月分しか払えない。今後どうしたら良いか?というものでした。

毎月6万円の住宅ローンを支払うと毎月3万円の赤字が出るという状態。単純計算して年間36万円ですね。このご相談者の場合ボーナス支払いがないそうです。ということは、年間のボーナスが36万円以上支給されれば、何とか生活はやっていけます。現時点での話しですが、、、

お子様がこれから成長していくことを考えると、この家計は間違いなくいつか破綻してしまいます。順番としては、住宅ローンの延滞が始まる。クレジットカードの買い物が増える、キャッシングが増えていく・・・というパターンです。キャッシングの借入限度が来たその時。

破綻です。

さて、このご相談のように、毎月3万円の赤字が出ている場合、どうすればよいのでしょうか?

そのお話をする前に、会社や住宅環境のことを考えてみましょう。例えばあなたがお勤めになっている会社。もし同僚との間がギクシャクし、上司の理解もなかったとしたら?もし自分ひとりで抱えきれない仕事量を無理やり押し付けられていたとしたら?会社を辞めることも考えますよね。なぜ会社を変えることを考えるかというと、「あなたらしく毎日を過ごすため」ではないでしょうか?

一番大切なことは、「あなたとあなたの家族が毎日、笑顔で過ごすこと」です。
「会社にあなた合わない」のなら、「あなたのスタイルに合う会社」に転職すれば良いのです。

3万円赤字

話を元に戻しましょうね。今回のご相談のように、毎月3万円の赤字が出ていることは、イコール、「家があなたに合わない」のです。あなたに合った家は、「今よりも毎月3万円支払いが少なくてすむ家」なのです。体に合わないセーターを着ると体が落ち着かないように、合わない家に住み続けると心が落ち着かないのです。

このケースでは私は、お住まいの売却をお勧めしました。ところが、購入した際に殆ど頭金を入れていなかったので、現時点で売却しても売却したお金で住宅ローンを全額完済することは難しいことが分かりました。
住宅ローン残高以上に減るものとはという記事でもご紹介した通り、このケースでも住宅ローン残高の減り以上に建物の減価が大きく、先に行けば行くほど売却損が増えていく状態で、これが解消されるのは建物の減価償却が終わる築20年を超えてからです。

もし転職して収入が増える。といった期待が出来ない場合、このご相談者が取り得る方法は、〇破綻するまで頑張る〇築20年を超えるまで何らかの方法で赤字分を埋めつづける。そして〇傷口の浅い今、任意売却する。です。

私達住宅ローン緊急相談室は任意売却の注意点や気をつけるべきポイント、競売との違いについて、わかりやすくアドバイスとサポートを行なっております。任意売却を検討したい方はご遠慮なくご相談くださいね。

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この記事を書いた専門家

宅地建物取引士杉山善昭
宅地建物取引士杉山善昭任意売却の専門家
(有)ライフステージ代表取締役
「不動産ワクチンいまなぜ必要か?」著者、FMヨコハマ、FMさがみ不動産相談所コメンテーター、TBSひるおび出演。単に家を売るだけでなく「お金に困らない暮らし」を提案している
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