不動産高価買取はありえるか?

ご自宅に不動産買取、売却を募集する広告は入っていませんか?

「この地域限定!高価買取ます」
などと書いてあるあのチラシです。

内容を見ると誰でも期待してしまいます。

今回は、不動産の買取や売却の募集チラシについての
お話を書きますね。

さて、高価買取も売却物件募集のチラシも大体同じ構成です。

大抵書いてあるのは、
●この地域限定で探していること
●急いでいるので高価で買取(売却)すること
●家が古くても直すので大丈夫なこと
などが書いてあります。

一見、渡りに船のような甘みのあるオファーですよね。

ですが、よく考えてみてください。

現在の経済状態で、高くてもいいから購入したい人ってどんな人ですか?

私不動産業を二十数年やっていますが、めったにあったことありません。

みんな安く買いたいのです。

極まれに、タワーマンションの最上階など非常にプレミアが
付く不動産などを欲しがる方は、「高くてもいい」となりますけど。

表現が適切ではないかも知れませんが、お持ちになっている不動産はそんなにプレミアが付くエリアにあるでしょうか?

田園調布や自由が丘などの街ならともかく、ほとんどの街は「値段が高いと買いたくない普通の街」です。

言葉が過ぎたら申し訳ありません。

「普通の街を高く買いたい人」などいないことに気がついて欲しいのです。

うまい話にはなんとかという言葉がある通り、高額での買取や売却というのは、蜃気楼のようなものです。

詐欺師は、「得をしたいあなたの心を狙っています」

では、高値で探している顧客がいないのに、なぜこのような広告が入っているでしょうか?

「不動産を売りたい人を探しているから」です。
探している人がいるから、「探しています」という広告を撒いているのではなく「売りたい人」を探すために「探しています」というチラシを展開するのです。

住○不動産販売、リ○ルド、リハ○ス、リ○ブル、有○土地、アーバ○ネットなど、大手の会社がこの手法を用いることが多いですね。

営業マン自ら、「探しています」というチラシを撒く場合もありますが、多くは各営業マンに予算が割り振れています。
各営業マンはパートのポスティングスタッフを雇って売りたい人を開拓する。

これが毎日の仕事になります。
ちなみに、撒かれるチラシはシナリオライターさんが作成しているケースがあり、ABテストという二種類のチラシが撒かれ反応が良いほうが残っていくことになります。

あなたの甘い心。誘惑されないようにご注意ください。

なぜ、売りたい人を探すのかは、こちらの記事で説明しています。

この記事を書いた専門家

宅地建物取引士杉山善昭
宅地建物取引士杉山善昭任意売却の専門家
(有)ライフステージ代表取締役
「不動産ワクチンいまなぜ必要か?」著者、FMさがみ不動産相談所コメンテーター、TBSひるおび出演、
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