任意売却:限られた時間の中で大切なこと

こんにちは、住宅ローン緊急相談室の杉山 善昭です。

任意売却は当然ながら時間との戦いです。
限られた時間の中で結果を出さなければいけません。
競売の申し立てられた後から任意売却をする場合は特に時間的制約が厳しいです。

その限られた時間の中で、最高の結果を出すことも求められています。

例えば、

  1. 一番望ましい結果 全額返済&リースバックの成功
  2. 二番目に望ましい結果 売却で全額返済、転居
  3. 三番目に望ましい結果 一部返済+引越代の確保
  4. 最悪な結果 競売落札

という場合、一番望ましい結果を目指してスタートし残り時間との兼ね合いで、二番目、三番目・・・となります。

どのタイミングでどうするかはその案件次第ですが、私が大切にしていることはやはり依頼者に正確な情報の提供をすることです。
正しい情報がないと依頼者も判断できませんからね。

それからもう一つとても重要なことがあります。
それはコミュニケーション。

任意売却は、「1足す1は2」という単純な話ではありません。
感情的解決と現実的解決を実現する必要があります。
「心の思い」を共有する必要があります。

私の場合、電話、メールはもちろんですが、フェイスブックメッセージ、LINEも使っています。
依頼者が一番やり取りしやすいコミュニケーション手段を使うようにしています。

依頼者が「ちょっと聞きたい!」と思ったときに気軽に電話ができるように私の名刺に携帯電話番号が書いてあります。

いちいち、会社に電話して受付が対応して・・・というより私や担当者と直接話したほうが早いですよね。
直接電話するよりも、ラインなどで気軽にやり取りした方がいい。という方も実際多いです。

任意売却は不動産売却の中でも特殊です。
言葉のやり取りは重要ですが、聞き間違え、理解し間違いをする可能性があります。

後になって、言った言わないという行き違いは絶対に避けたいですので、今はできるだけ電話を使わず文章によるコミュニケーションを推奨しています。

あっ初回のご相談は電話の方がいいです。
私がどんな人か雰囲気が分かりますからね。

言葉は消えてしまいますが、文章は残りますから、後になってもう一度見直すこともできます。
他のご家族もその文章を見ることができます。
文章を見れば、内容をより正確に理解することができます。
誤解したままという可能性が低くなります。

文章でのやりとりは、言い間違い、聞き間違い、思い違いが格段に少なくなります。
幸い今は、ソーシャルメディア全盛ですから、文章コミュニケーションがしやすくなっています。
そのため、私は電話でしかコミュニケーションが取れない方は基本的にお断りしています。
当事務所で統計を取ったのですが、文章コミュニケーションが取れる方と電話でしかやり取りできない方とでは、成功率もトラブルが起きる率も圧倒的に違いました。

もちろん、文章コミュニケーションが取れる方のほうが成功率も高いですし、やり取りをする中でトラブルが起きる確率も低いです。
ただでさえ任意売却は人生で初めて経験することですから、電話でちょこちょこ聞いた所で全部を理解できることの方が無理があるというものです。

もちろん初回のご相談は電話の方が良いですが、それ以降は文章でのやりとりを推奨しています。

この記事を書いた専門家

宅地建物取引士杉山善昭
宅地建物取引士杉山善昭任意売却の専門家
(有)ライフステージ代表取締役
「不動産ワクチンいまなぜ必要か?」著者、FMさがみ不動産相談所コメンテーター、TBSひるおび出演。単に家を売るだけでなく「お金に困らない暮らし」を提案している
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