任意売却の相談のベストタイミングはいつ?

こんにちは、住宅ローン緊急相談室の杉山 善昭です。

「任意売却のタイミング」について触れたいと思います。
住宅ローンが遅れる前に相談した方が良いのか?遅れてから相談した方が良いのか?
悩みますよね。

日頃私どもの事務所に、任意売却のご相談が寄せられますが相談者が置かれている状況は様々です。
まだ延滞していないけれど、かなり家計が厳しい方から来週から競売の入札が始まってしまう。という方までバラバラです。

先日、ご相談いただいた方はちょうど競売の開始決定通知が来たばかり。
という方でしたが、奥様はかなり前からご主人に「早く相談してみて」と催促していたそうです。

ご主人曰く、「いろいろ考えているうちに時間が過ぎてしまった」とおっしゃっていました。
結構良くあるケースで、ご主人を攻めることは出来ません。

というのも、責任感のある男性であればあるほど、最後の最後まで「家族のために何とかしなければ」という思いが強く出てきます。
どうすることもできずに、時間だけが過ぎてしまうことってよくあることなのです。

一生に何度もない、というより初めての経験でしかも、問題の性質から、同僚や上司にも相談できませんから一人で考えるしかなく、考えが堂々巡りになることはごく自然のことです。

幸い、このご主人、意を決して私どもに電話をしていただいた
お陰で、任意売却の方法についてもまだ選べる状況であり今現在置かれている状況で最良のご提案ができました。


さて、任意売却を相談するタイミングですが、「一日も早く、今がベストです

実際に任意売却を始めるタイミングは別として、今すぐ相談されることをお勧めします。
なぜかというと「選択できる方法の範囲が広がるから」だからです。

任意売却はただ売れればよいという訳ではありません。
タイミングが早ければ早いほど、複数ある任意売却の方法の中から選択することができるのです。

任意売却のリミットである、競売の期限が迫れば迫るほど。。。
選択できるものは少なくなってしまうのです。

意外と知られていませんが残された時間が多いほど、気持ち的にも余裕が生まれ焦ることなく進めていくことができます。
例えば、タイムリミットぎりぎりでご相談をいただき、2週間でお引越しをするのと、4か月前から引越しの準備をするのとでは全く違いますよね。

分かりやすいようにお引越しの例を挙げましたが、すべてのことで時間的猶予があることはメリットになるのです。

「相談したら、任意売却しなきゃいけないんじゃ。。。」と心配する必要はありません。

実際、今現在私どもにご相談していたいている方の中には、まだ住宅ローンの返済が遅れておらず任意売却したくてもできない方から、競売リミット間近の方までその置かれている状況はバラバラです。

住宅ローンの延滞前からご相談していただくと、半年程度の猶予が生まれ対策が取りやすくなるだけでなく、私達専門家が
どの支払いを優先して払うべきか、判定、アドバイスも行ないますから「どうしたら良いのか分かってよかった」と喜んでいただけます。

同時に、「相談できる人ができて、気が軽くなった」とも。
実はこれがご相談する一番のメリットかもしれません。

分からないことを自分だけ、ご夫婦だけで考えるよりも専門家に相談することにより、問題の整理ができ解決方法まで見えて来た方が精神的に楽になることは言うまでもありません。

この記事を書いた専門家

宅地建物取引士杉山善昭
宅地建物取引士杉山善昭任意売却の専門家
(有)ライフステージ代表取締役
「不動産ワクチンいまなぜ必要か?」著者、FMさがみ不動産相談所コメンテーター、TBSひるおび出演。単に家を売るだけでなく「お金に困らない暮らし」を提案している
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