住宅ローンのボーナス払いができない

住宅ローンのボーナス払いができない

こんにちは、任意売却の専門家杉山善昭です。

ジメジメした梅雨も嫌なものですが、もうひとつ嫌なものがありますね。
そう、ボーナス払い。

最近でこそ住宅ローンを組む方の中で、ボーナス返済を選択しない割合が増えてきましたが
十数年前よりも前に借りた方は、ボーナス払いの苦しみと戦っている事が多いです。
あなたはいかがでしょうか?

ボーナスが予想以下しか支給されないと、家計は一気に苦しくなっててしまいます。
最初は貯蓄を崩したりしてて、一時的にしのげるかもしれませんが、次のボーナスも支給額が回復しないと大変な事になります。
今までにご相談に来られた方は、親に借りる、キャッシング、退職金の前借り等でその場を乗り切っていました。
とても気持ちは分かりますす。
私も同じ立場でしたら、同じことをしていたかもしれません。

「その場しのぎをすること」は決して悪いことではなく、当然の事です。
せっかく買った家ですからね。

短期的な「その場しのぎ」でしたら良いのですが、期間が長くなると注意が必要です。

お分かりだと思いますが、その場しのぎは長期間できないからです。
ボーナスは会社の業績次第ですから、赤字決算や、充分な売上がないと、当然ボーナスも。。。ですよね。

あなたに考えていただきたいのは、「何才までボーナス払いがあるのか?」です。

定年を超えて、ボーナス払いがある場合、既に「破綻予備軍」です。
定年後のボーナス払いが無くなるように計画できなければ、残念ながら破綻します。

定年後のボーナス考える

さて、この先、ボーナス払いを続けて行くことが困難である場合、住宅ローンの返済を月々だけにしたらどうなるのか?
検討してみることをお勧めします。

ボーナス払いを月々に払いにした場合の計算は簡単です。
ボーナス分の支払い額を6で割って、月々の支払いと合計するだけです。

例えば、月々の支払いが7万円、1月と6月の支払いが19万円とします。
ボーナス分の支払いは、19万円ー7万円で12万円ですね。
この12万円を6で割ると2万円です。

毎月の7万円と2万円を足して9万円。
これがボーナス払いなしの場合の返済額となります。
(実際は金利の計算があるので、だいたいです。)

あなたの場合どうなるか?計算できましたか?
毎月払いが何とかなるのなら、返済条件の変更相談をしに銀行に行きましょう。

もし、月々だけの支払いにしても、住宅ローンの支払いが難しい場合、破綻前に資産整理をすることをお勧めします。
住宅ローンの残っている家を売る事もできますので、ご相談下さいね。

この記事を書いた専門家

宅地建物取引士杉山善昭
宅地建物取引士杉山善昭任意売却の専門家
(有)ライフステージ代表取締役
「不動産ワクチンいまなぜ必要か?」著者、FMさがみ不動産相談所コメンテーター、TBSひるおび出演。単に家を売るだけでなく「お金に困らない暮らし」を提案している
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