持ち家売却後の自己破産

「持っている家を売って破産しよう。」
住宅ローンの支払いから解放される最も近道な手段。
それが、自己破産ですね。
こんにちは、住宅ローン緊急相談室の杉山 善昭です。
今回は自己破産のタイミングのお話です。
自己破産をするタイミングは家を売る前?後?どうしたらよいでしょうか?
結構悩むことではないでしょうか?
どちらもメリットデメリットがあります
★忙しい方は約1分で終わる動画がありますので、どうぞ
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どちらもメリット、デメリットがあるので、一概には言えませんが、それぞれの特徴を挙げましょう。
不動産を売却した後に自己破産する場合、資産がないので手続きが簡単です。
念のために補足をしておくと、不動産以外の資産はない前提でのお話です。
一方、売却前に自己破産をすると、手続きが増えます。
また、破産管財人を立てなければいけなくなるケースもあり、余分に費用がかかります。
任意売却をする場合、自己破産の申請をしていた方が債権者との交渉がやりやすい場合があります。
しかし、一方で自己破産の申し立てをしていると、賃貸物件の入居審査に影響する可能性もあります。
良し悪しがありますので、なかなか判断は難しいのです。
よく電話相談だけで「ベストな方法を教えてください」と言われます。
私もパッパっと、最適なアドバイスをしたい所ですが、ご相談者様の置かれている状況や相談者様の考え方などをじっくり、よくお聞かせいただいた上でお答えしています。
任意売却は単純な足し算ではないですからね。
家の売却と破産の基本的な順番
せっかく記事を読んでいただいているので、基本的な順番を書いておきます。
ご注意していただきたいのは、基本的順番ですから「どなたにでも必ず当てはまる」ということではないという点です。
現在の状況が、住宅ローンだけなら、家を売却してから自己破産手続き。
住宅ローン+複数のクレジット等借入れなら、自己破産手続きしてから家を売却。
取立てがさほど厳しくなければ、自己破産準備して、家売却した後、自己破産申請
となります。
どのタイミングでどの支払いを止めるか?
どのタイミングで弁護士に介入してもらうか?
など、細かい点も検討して決めていくのです。
自己破産を申請するタイミング
いままで自己破産という言葉で書いてきましたが、もう少し正確にいうと、「自己破産をするために弁護士に依頼した状態」と「自己破産を申請した状態」と「自己破産が認められ免責もされた」という三つの状態があります。
それぞれを1,2,3とつけたとすると、自己破産をする場合、1の状態で任意売却ができるのが理想であることが多いです。
当事務所では弁護士のご紹介もしておりますし、今書いたようなタイミングについても密に相談しながら進めてまいりますので、ご相談くださいね。
この記事を書いた専門家

- 任意売却の専門家
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(有)ライフステージ代表取締役
「不動産ワクチンいまなぜ必要か?」著者、FMさがみ不動産相談所コメンテーター、TBSひるおび出演。単に家を売るだけでなく「お金に困らない暮らし」を提案している
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