相続未登記、管理費滞納マンションを任意売却

相続未登記

ちょうど一年程度かかりましたが、任意売却が完了しました。

ご相談者のお父様名義の不動産でしかも賃貸中。
賃貸トラブルで家賃の支払いが止められてしまって、住宅ローンも遅れているという案件。

相続登記も未了なので、賃貸トラブルの当事者が確定できず、解決の糸口もない状態からのスタートでした。
相続登記未了の任意売却について以下の動画で解説しております。ご参考までに貼っておきますね。

ご相談を受けてまず行ったのは、相続登記。
こちらの手続きは、登記の専門家である司法書士を手配。

相続登記が完了すれば、入居者との交渉です。
相続人と管理委託契約を締結し、管理者として入居者と話し正常な状態に戻すための折衝をします。

当事務所で出来るのは、賃貸管理委託契約に基づいた部分だけですので、線引きが難しいですが、弁護士の出番となることもあります。

今回のケースは、法定で争うことなく、退去することが決まり、ようやく販売の開始です。

ところが、事前に聞いていたよりも、大幅に債務が多いことが発覚し、また
暗礁に乗り上げる事態に。

販売価格を見直し、経費を通常以上に削減できるように、各方面に特別な依頼をしました。

この辺りは普段のお付き合い仕方がものを言います。
それでも、ハードルは高く、更に毎月積みあがっていく管理費と修繕積立金。
「さすがに難しいかな」と感じ始めた矢先に良いタイミングでご縁があり、成約に至りました。

この記事を書いた専門家

宅地建物取引士杉山善昭
宅地建物取引士杉山善昭任意売却の専門家
(有)ライフステージ代表取締役
「不動産ワクチンいまなぜ必要か?」著者、FMさがみ不動産相談所コメンテーター、TBSひるおび出演。単に家を売るだけでなく「お金に困らない暮らし」を提案している
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