横浜市のマンション.夫が亡くなったのに生命保険がおりない

日ノ出町駅今回は横浜市からのご相談です。
ご相談者さんは女性のFさん67歳。

生命保険がおりて安泰のハズが

一昨年長年連れ添ったご主人が他界。
長期の入院治療がなく、本人がそれほど苦しまずに天に召されたのは不幸中の幸いだったそう。

お葬式も納骨も終わりやれやれとなった時に、住宅ローンの事を思い出し銀行に。
もちろん生命保険の申請のためだ。
所有する不動産は横浜市中区にあるマンション。夫と2人で共有。持ち分は7対3。
自分のローンの部分はそのままだが、夫の部分だけでも生命保険がおりれば生活は楽になる。

ご近所の奥さんにも「いいわね保険がおりて」と言われ浮足立ちながら銀行へ。
ところが、生命保険がおりないという。
何かの間違いのハズ、語気を強め理由を問い詰める。

銀行員は申し訳なさそうに生命保険が失効しているというのだ。

そういえば、ボーナス払いが苦しくなり月々払いだけに変更した際に、生命保険のはがきも来ていたような。。。
20年前に購入した家は、住宅金融支援機構の融資。当時は公庫。

生命保険は住宅ローンの返済と別に支払う必要がある商品だ。

直接生命保険会社に確認するもやはり返事は銀行と同じ。
ご主人が亡くなった悲しみと、住宅ローンが残ってしまった悲しみ。ダブルパンチだ。

仕方なく今も支払いを続けるFさん。
現在の収入は年金の他に、パート収入が月に7万。
年金収入は住宅ローンの支払いで全て支払いに消えてゆく。

いっそのこと相続放棄をした方が良いのか?

家を手放すことも含めて検討したいということで当事務所にご相談されたのです。

まずは状況を整理することから

こんにちは、任意売却の専門家杉山善昭です。

今回のご相談のポイントはいくつかあるのですが、まず、相続放棄はできないということを先に書いておきます。
というのも、相続の放棄は被相続人の死亡を知った時から3ヶ月以内に家庭裁判所に申請することが必要ですので、今回のケースでは既に3ヶ月経過してしまっています。

従って手続き不能なのです。

続いてポイントの二つ目です。
ご夫婦共有ということは、奥様はご主人連帯保証人若しくは連帯債務になっています。

逆にご主人は奥様の連帯保証人若しくは連帯債務になっています。

従って、ご主人がお亡くなりになるということは、ご主人の財産である不動産、預貯金等を相続することはもちろん、マイナスの財産である負債も相続することになります。

意外と忘れがちなのが、連帯保証等になっているご主人の立場も相続されてしまうということです。

今回のケースでは、子さんが2人いるので相続人はご相談者である奥様、お子様2人という事になります。

整理しましょう。
奥様(相談者)は、現時点で、自分の権利(10分の3)とご主人の相続権利(10分の7のうちの半分、10分の3.5)を保有していることになります。
ご主人の住宅ローンの残高のうち半分について負担する義務があります。
また、ご主人が負っている奥様の負債の連帯保証義務も半分相続されますが、こちらは実質的に影響がありません。

お子さんは、ご主人の相続権利の半分(10分の7のうちの半分、10分の3.5)を保有していることになります。
ご主人の住宅ローンの残高のうち半分について負担する義務があります。
また、ご主人が負っている奥様の負債の連帯保証義務も半分相続されます。

さて、これを踏まえてこれからどうしたら良いのでしょうか?
ご返済は、残り10年です。

カンタンに言えば今後10年何事もなく返済が継続できるのかできないのか?がポイントになります。
ご相談者さんも高齢ですし、現在のお仕事がいつまで続くとも限らない点が心配です。

年金がそのまま住宅ローンに消えて、パートの収入が月額7万。
これでは、毎月ぎりぎりもいい所で、貯金する余裕も生まれないと思います。

聞けば、現在の預貯金はほとんどない。ということでしたのでこの経済環境はかなり危険です。

では具体的にどうすればよいのか?
一番はお子さんのどちららかと同居することです。
もちろんお子さんが、自立していないと意味がありませんが。

10年持ちこたえることができれば、後は住宅ローンがない生活が待っていますから生活は正常化するでしょう。
しかし、10年経過する前に破たん、例えば病気やケガで仕事ができないなどの事態が発生した場合、預貯金がない分即破たんしてしまいます。

家を売るか売らないかの判断は、10年もつか否か?と言うことになります。

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