【第4話】京橋オフィスのご案内など
こんにちは。任意売却の専門家杉山善昭です。
今日は京橋のオフィスについて紹介をしたいと思います。会社法人の登記住所は神奈川県の厚木市というところにあります。ここで事務作業などを行っていますけれども、今のクライアントさんがまだ全国バラバラにいらっしゃるということもありますし、私自身移動が多いので、東京都の中央区の京橋というところにも、ミーティング等ができるようなオフィスがひとつあります。ここは宅建登録上の事務所ではないので、ここでご契約をしたりということはありませんが、打ち合わせなどはやっています。意外と東京駅から歩いて10分かかるかかからないかぐらいで、最寄りは浅草線の京橋というところで、そこからは歩いて2分ぐらいです。非常に恵まれた立地なのにも関わらず、結構静かです。住宅ローン緊急相談室の YouTube の動画や、ポッドキャストの音声などはこの京橋オフィスで収録をしていることがほとんどです。6人も入ったらいっぱいのところなので、ちょこっとしたオフィスになります。東京都から千葉埼玉あたりの方はこちらにお越しいただいてもご相談ができますので、お仕事帰りなどにお立ち寄りいただければ、完全予約制なので突然来ていただいても誰もいないということもありますが、お立ち寄りいただければ幸いです。
というわけで今日は京橋オフィスのご紹介というか宣伝を少しさせてもらいました。
今月あと三つお引渡しがありまして。任意売却というのはなかなか不思議なものですね、売買契約をする前の辺りで、このぐらいの金額で飼い主さんがつきました、予定で行けばこのぐらいのご返済ができますというようなことを債権者に申請を出し、そして仮の承認をもらい、買い主さんと売買契約を結んで実際引っ越しなどをして買い主さんに明け渡す準備をするのですが、任意売却の性格上、何月何日に返済をするということが確定できないと正式な承認が取れません。なぜかと言いますと、今日返すのと明日返すのでは金利が1日違う分だけ、返済する金額は仮に変わらなかったとしても、残る負債は今日に比べて明日はどうなりますか?増えますよね。今日返済すれば500万円残る計算だけど、明日返済をすると500万円1000円とか、500万500円とか返しきれない負債が延滞利息だと増えるわけです。その何百何十何円まで書いて担当者は承認を取ります。ということは例えば3月28日に返済をしますという承認を取っておいて、これが3月28日駄目です3月29日になりました、となると1日違うので数字が変わってきて承認の取り直しということになります。普通の感性で言うと1日はしょうがないなとなりますが、金融機関はそうはいきません。また担当者が申請書を作り、係長が判子を押し課長が判子を押しのような、そんな手続きがあります。
一番困るのは最終手続き当日に何らかのアクシデントがあって、返済が出来ないとなることです。例えば印鑑証明忘れましたみたいのことがあると、明日取ってくるから明日やりましょうとはなりません。いつまでもできないので、軽く2週間先に行きます。たったそれだけのことなのでお引渡しの手続きが日程決まったら、非常にシビアに一個一個確認をしていきます。もうこれで大丈夫であろう何ていうレベルではなくて、もう何回も何回も確認をしますというぐらい結構やきもきしながらやっています。我々万が一にも間違いがあったら困るということもありますし、最終手続きというのは売主さん、買い主さん、私共、買い主さん側の不動産屋さん、登記をやる司法書士、銀行員、債権者、そして公庫年金と借りてれば公庫年金など、少なくても7社、多いと8、9社その最終手続きの場所に来ます。この6~8人の予定を合わせるだけでも至難の技です。せっかくみんな万障繰り合わせて予定を合わせたら印鑑証明忘れましたとか、印鑑欠けてましたとか、違う印鑑を持ってきてしまったとかになると、すべての手続きがおじゃんになります。ミスした人がほっかむりするような状態なのですが、他の人みんな非常に怒ります。怒りの矛先は我々に来ます。「仲介業者がもっとしっかり管理しないんだ」のような、濡れ衣のようなところもありますが、過去実際にありました。例えば実印を落として1/4欠けてしまったとか、実印は間違いないんですとおっしゃりますがそういう問題ではないと本当に笑えるような笑えない話がありました。
ということで引渡し日、最終手続き日が決まると非常にピリピリした雰囲気の中、我々は水もこぼさんというような状態で段取りを最終ところまで履行ができるように仕上げています。売主さんにもご協力いただくところは多々あると思いますが、そういう思いでやってますのでご理解いただいたら幸いです。
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