収入の回復が見込めない場合の解決方法

前回、収入の回復が見込める場合の解決方法について書きましたが今回は、逆の場合のことを考えて見ましょう。

こんにちは任意売却コンサルタントの杉山 善昭です。
このブログは「収入の回復が見込めない場合の解決方法」というタイトルです。

さて、現在住宅ローンの返済が厳しい若しくは遅れている場合でこの先も収入の増加が見込めない、若しくは支出の減少が見込めない場合、何か解決方法はあるでしょうか?

一つの解決方法は、収入の回復が見込める場合の解決方法に書いた通り

●返済年数を延ばす
●元金の返済を減額する
●金利を減額する
という方法で、家計が正常化するのであれば銀行と交渉してみる価値があります。
しかし、実はこれらの方法は恒久的な解決策になりえないことが多いのです。

例えば3500万円を2%、35年返済で借りていた場合、返済年数を50年(実際にはありえませんが)にしたとすると
毎月115,941円が92,326円に減少します。

15年返済が伸びても毎月23,615円の減少にしかなりえません。

劇的に改善していないことが分かるかと思います。

毎月2万円浮けば、何とかやっていける。と思う方もいらっしゃるかもしれませんので、念のため家計の正常な状態についても触れておきましょう。

このサイトの他の記事で数多く書いてありますが、家計の正常化とは、単に収入から支払いができる。という状態とは全く違います。

毎月のお給料が25万円で支払いも25万円あるような生活は実質破たんしていると言えます。

この理由はお分かりになりますでしょうか?
住宅ローンの返済が不可能になる方は、そもそも貯金ができる生活ができていなかったことが原因なのです。

貯金ができていなかったから、リストラやケガなどで収入が一旦止まると即、破たんしてしまうのです。
半年~1年程度の生活費の蓄えがあれば、生活はそうそう破たんしません。

リストラやケガは要因であって原因ではないのです。
話が長くなりましたが、本題に戻しましょう。

一度手に入れたマイホームですから、なかなか手放したくないのが当たり前ですが、入の回復、支出の減額が見込めない状態では残念ながら家計が破綻寸前です。

金の切れ目が縁の切れ目とは、よく言ったものですが、家を守るために家庭が破たんしては元も子もありません。、

悩んでいるうちに時間だけが経過してしまった。というお話もよく耳にします。
私達専門家は、あなたと同じような境遇の方がどうやって問題を解決したのかどのような考え方をして決断したのか、よく知っています。

病気になった時、一人で悩んでいるより病院に行きますよね。
住宅ローンで悩んでいる場合も同じです、住宅ローン緊急相談室にご相談下さい。

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この記事を書いた専門家

宅地建物取引士杉山善昭
宅地建物取引士杉山善昭任意売却の専門家
(有)ライフステージ代表取締役
「不動産ワクチンいまなぜ必要か?」著者、FMヨコハマ、FMさがみ不動産相談所コメンテーター、TBSひるおび出演。単に家を売るだけでなく「お金に困らない暮らし」を提案している
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