競売と任意売却の違い
「競売と任意売却の違いが良くわからない。」という方の為に、競売と任意売却の違いを一覧表にしました。
かなり違う点がありますので、ひとつづつご覧下さい。
競 売 | 任意売却 | |
---|---|---|
手続きの種類 | 法的手続 | 自主的手続 |
裁判所での公告 | される | されない |
裁判所の立入調査 | あり(強制) | なし |
裁判所への出頭 | 通知あり | 不要 |
気分 | 苦しい、後ろめたい | 楽、すっきり |
イメージ | 家を奪い取られる | 自らの意思で売却 |
銀行からの印象 | 悪い | 競売よりも数段良い |
プライバシーの配慮 | 一切なし | あり |
買主、銀行との交渉 | 全て自分 | 任意売却の専門家 |
未払いの税金 | 残る可能性大 | 払える可能性大 |
未払いの管理費 | 残る | 残らない |
問題解決迄の時間 | 長い | 短い |
売れる価格の目安 | 相場の56%が基準 | 相場の90%程度 |
返せる借金 | 少ない | 多い |
引越し代 | 自己負担 | 交渉で捻出 |
退去日 | 強制:相手が決める | 任意:相談して決める |
住み続けられる可能性 | ほぼゼロ | あり |
売却後の自己破産 | 可能 | 可能 |
手続きの手間 | なし | あり |
いかがでしょうか?
ご覧のように、競売と任意売却ではかなりの違いが生じます。
任意売却のコンサルタントである私、杉山としては「心の置き場所が全く違う」と感じます。
家を失うことは、確かにあまり望ましいことではないかもしれません。
しかし、家があることによって家族が苦しみ不幸になるのなら、そんな家はいらないのではないか?とさえ感じてしまいます。
家族の幸せが一番。
家族の健康も同じ位、大切です。
不動産という資産があることは三番以下です。
競売は法的手続きで、無理やりマイホームを失う手続きですが、任意売却は、自らの負の連鎖を断ち切り、幸せな生活へ自らスタートをきるための前向きな第一歩です。
この記事を書いた専門家
-
(有)ライフステージ代表取締役
「不動産ワクチンいまなぜ必要か?」著者、FMヨコハマ、FMさがみ不動産相談所コメンテーター、TBSひるおび出演。単に家を売るだけでなく「お金に困らない暮らし」を提案している
●プロフィールをもっと見る
●この専門家に無料電話相談をする:TEL0120-961529※タップで電話かかります。
最新の投稿
- 税金関連記事2024年3月5日多額の税金滞納!分割払いしても完納できない場合の対処法【不動産所有者向け記事】
- 住宅ローン延滞関連記事2023年11月9日家が無くなったらローンを払わなくても良いか?
- 任意売却の専門用語2023年7月8日任意売却とは借金全額払わずに家を売る手段
- 税金関連記事2023年7月8日固定資産税の最終督促「公売手続きに入ります」が来たらどうすれば良いのか