収入の回復が見込める場合の解決方法

今現在、住宅ローンの返済が厳しいのですが、近い将来収入が回復するので何とかなりませんか?

こんにちは任意売却コンサルタントの杉山 善昭です。
今回は「収入の回復が見込まれる場合の解決方法」とうタイトルです。

近い将来収入が回復する場合の解決方法を考えていきたいと思います。

例えば、
●今は子供が小さくて働けないけれど、幼稚園に行き始めれば妻が働ける。
●来年親を引き取るので、親の年金によって世帯収入が増える
●子供が就職するので、世帯収入が増える
というケースです。

冒頭で、「収入の回復」と書きましたが
「支出の減少」も含まれます。
例えば
●仕事がようやく決まって3ヶ月後には正社員になれる
●子供が大学に通っているので4年後まで支払いが増加する
●学費のローンが3年後まである
というケースです。

収入の増加、支出の減少。どちらも一定期間後、ほぼ確実に
家計のやりくりが楽になるということですから
逆に言えば、家計が楽になるまでの一定期間、問題が解決すればよいことになります。

この一定期間、返済額の負担を無くす方法があれば、良いことになりますよね。

リスケという言葉を聞いたことがありますか?

正しくは、リスケジュール。リスケジューリングとも言います。
返済計画を見直すという意味です。

具体的にどういう形で見直すのか?ということについて説明しましょう。
●返済年数を延ばす
●元金の返済を減額する
●金利を減額する
大きく分けて三つの方法があります。
状況によってそれぞれですが、現時点でどのくらい
負担額が減れば家計が正常化するのか?から考えることが大切です。

リスケの他にもう一つ解決方法があります。
それは、「借入をすること」です。

基本的に家計の赤字は借り入れで埋めるべきではありませんし、借入で埋めても家計が赤字なら問題を先延ばしするだけで何の意味もありません。

しかし、収入の回復が確実である場合や支出の減少が確実である場合で、且つ家計が正常になることが間違いないのであれば、借入でしのぐという方法もありえます。

重要なことは、しっかり家計の収支を計算し、収入が回復できるまでの間の生活と、返済が本当に実現できるかどうか?と
いうことです。

もし、正常化できる収支を計算した結果、上記のリスケや借り入れをしても追いつかない(効果がない)
ことが分かった場合、破綻することが把握できますから、早いうちから対策も取れます。

健康診断の目的は、体の状態をチェックして正常なのかどうかを調べることです。
異常が見つかったとしても、早期発見早期治療ができます。

家計も同じ。早期発見早期治療が大切です。
住宅ローン緊急相談室では家計診断から無料相談を受け付けていますので、ご相談下さい。

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この記事を書いた専門家

宅地建物取引士杉山善昭
宅地建物取引士杉山善昭任意売却の専門家
(有)ライフステージ代表取締役
「不動産ワクチンいまなぜ必要か?」著者、FMヨコハマ、FMさがみ不動産相談所コメンテーター、TBSひるおび出演。単に家を売るだけでなく「お金に困らない暮らし」を提案している
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