世田谷区等々力で任意売却相談でした
なぜこのような高級住宅地で!?と思いました。
いわゆる高級住宅街の案件は滅多に入ってきません。
蓋を開けて分かったのですが、相談者はギリギリまで、金策に走っていたそうです。
「金策」というと、一般的に高利貸しなどのイメージがあるかと思いますが、そうではありません。
仕事の入金見込みや、新規事業の売上見込みがあるので、それを材料として銀行と交渉したり、つなぎ融資してくれる金融機関をあたる。というものです。
金融機関が任意売却に積極的で、任意売却できる状況にもかかわらず、任意売却ができない方には大きく分けて二つのパターンがあります。
ひとつ目は、不動産に税金の差し押さえ登記がが着いていて、未納税金が多額な場合です。
任意売却には抵当権者である銀行の同意、差押え債権者の同意、全ての権利者の同意が必要です。
しかし、大抵の場合、抵当権者と差押え債権者である役所の利害がぶつかってしまいます。
債権者の合意がないと任意売却はできません。
ふたつ目は、所有者が見切りをつけられないパターンです。
極端なことを言えば、最後の一秒まで可能性を諦めず金策に走ってしまい、気が付いたときには時間切れ。というパターンです。
大変お気持ちは分かりますが、どんな事にも期限があります。
アベノミクスではありませんが、一の矢、二の矢、三の矢というように、いくつか選択肢を揃えておかないと大変なことになってしまうかも知れません。
「見切り千両」という言葉は株の世界の言葉ですが、任意売却においても「見切る」ことが結果的にキズを浅くなることが多いです。
もしあなたが、いつ見切れば良いのか?分からなければご相談下さい。
この記事を書いた専門家

- 任意売却の専門家
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(有)ライフステージ代表取締役
「不動産ワクチンいまなぜ必要か?」著者、FMさがみ不動産相談所コメンテーター、TBSひるおび出演。単に家を売るだけでなく「お金に困らない暮らし」を提案している
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