練馬区関町北の任意売却成功しました
こんにちは、任意売却の専門家、杉山 善昭です。
今回はとても上手く行った事例です。
任意売却と書きましたが、負債を全額返済することができたので、狭義の任意売却ではないのですが、いずれにしても住宅ローンの返済が遅れている状態の不動産を売却したことには変わりないので、含めて話をしても良いかと思います。
この事例、ご相談いただいたときにはまだ、住宅ローンの延滞がない状態でした。
しかし、既に預貯金は底をつきかけている状態。
破綻は時間の問題でした。
破綻すれば、銀行は競売に掛け回収します。
貯金ゼロでは引越もできませんが、最悪強制執行で荷物は強制搬出されてしまいます。
早速、現在の収入と支出を伺い、どうすれば家計が正常化するのか?を検討しました。
一番重たい支出はもちろん、住宅ローンです。
しかし、住宅ローンが重たいなら、売却すればいい。というのは早計です。
なぜなら、住まいを売却して住宅ローンの支払いがなくなったとしても、今度は家賃という支払いが発生しますから、引越先の家賃レベルが現在の住宅ローンの支払い額と変わらないと、何の意味もありません。
家計が正常化しないのです。
近隣の市場を調べた結果、お住まいから少し離れたところであれば、家賃レベルも低く、現在の収入でもやっていける賃貸物件があることが分かりました。
引越先の問題もなくなったので、早速任意売却。、、、というのはやはり早計でまだやることがあります。
このご相談はかなり早い時点でのご相談でしたので、「時間」という貴重な資源だけはありました。
この「時間」を最大限使って、不動産売却に望みました。
最初から任意売却状態で販売するのではなく、負債が全額返済できる金額での販売を試みたのです。
幸いな事に、不動産市況が上向き、物件の流通数が減少し品不足感が発生した影響もあり、ある程度満足な金額での買い手が見つかったのです!
債権者が三社でしたので、調整の手間は少々ありましたが、全社全額完済のためスムーズに行き、無事最終手続きが完了しました。
このように全てが上手く行くケースは少ないですが、「時間」があったことが最大の成功要因です。
意外と見落としがちな、「時間」という要素。
大切にしたいものですね。
通常の不動産会社ですと、相談したら直ぐに販売。という勧められることがあるかと思いますが、住宅ローン緊急相談室では適切なタイミングと一円でも高く売るための努力、提案をしています。
この記事を書いた専門家
-
(有)ライフステージ代表取締役
「不動産ワクチンいまなぜ必要か?」著者、FMヨコハマ、FMさがみ不動産相談所コメンテーター、TBSひるおび出演。単に家を売るだけでなく「お金に困らない暮らし」を提案している
●プロフィールをもっと見る
●この専門家に無料電話相談をする:TEL0120-961529※タップで電話かかります。
最新の投稿
- 税金関連記事2024年3月5日多額の税金滞納!分割払いしても完納できない場合の対処法【不動産所有者向け記事】
- 住宅ローン延滞関連記事2023年11月9日家が無くなったらローンを払わなくても良いか?
- 任意売却の専門用語2023年7月8日任意売却とは借金全額払わずに家を売る手段
- 税金関連記事2023年7月8日固定資産税の最終督促「公売手続きに入ります」が来たらどうすれば良いのか