三重県からの任意売却ご相談

ご相談者はご自身で経営されている店舗のオーナー。
不動産は自宅件店舗。
公庫から借り入れをしており、現在7回滞納している状態。
7回?おかしいな。と感じ、詳しく聞くと、既に一括返済の要求が来ているとの事。
やはり。。。
滞納し始めて7ヶ月目。という事でした。
通常公庫は6回滞納で、一括返済の請求、となりますから、7回滞納というのは基本的にないのです。
さてこのご相談。
競売に取られてしまうと、お店がやっていけない。
お店が唯一の収入の糧なので、何とか営業を続けたい。というものでした。
いろいろお話を伺うと、今の困窮した状態になったのは、他でもない、「お店の売上げが低い」事が原因でした。
つまり、売り上げー経費ー生活費=赤字。
という事です。
税金も満足に払えない状態。
察しが良い方はもうお気づきだと思いますが、相談者が「生活の糧」と言ったお店は、「赤字の原因」以外の何者ではなく、営業すればするほど赤字が出て行く状態だったのです。
非常に厳しい事をいうようですが、お店を閉めずに解決する方法はありません。
もっとも、自営の方には、一番目をそむけたい点だと思います。
私も経営者の端くれなので、自分が今まで経営してきた事業を終わらせる事は非常に抵抗感を覚えると思います。
しかし、問題の解決には「事業に対する、思い入れ、感情」ではなく、「目の前にある数字」が非常に重要です。
月平均の経費。
必要な生活費。
税金の納税。
老後への蓄え。
この四項目の支出を超える売上げが必要なのです。
頑張って営業する。
寝ないで仕事する。
宣伝を頑張る。
コストをカットする。
このような感情的解決方法を挙げても残念ながら解決しません。
ご商売が上手く行かない方の共通点は、感覚的経営をしているという点です。
確かに、経営者は感覚的に黒字ライン、赤字ラインを把握しています。
しかし、出て行く経費の中に税金が抜けていることが多く、本当の意味での損益分岐点が甘めに見られる傾向にあり、結果、「頑張って働いてもお金が残らない」という悪循環に陥りやすいでのです。
この記事を書いた専門家

- 任意売却の専門家
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(有)ライフステージ代表取締役
「不動産ワクチンいまなぜ必要か?」著者、FMヨコハマ、FMさがみ不動産相談所コメンテーター、TBSひるおび出演。単に家を売るだけでなく「お金に困らない暮らし」を提案している
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