丹羽郡大口町の任意売却成功しました

名古屋駅朝一の新幹線に乗り、愛知県へ。。。

任意売却のご依頼をいただいている丹羽郡大口町の一戸建て。

債権者は、住宅金融支援機構様、年金資金運用基金様から債権回収依頼を受けた、(株)住宅債権管理回収機構様と大垣共立銀行の保証会社である、(株)OKB信用保証様です。

依頼者から一番最初にお電話をいただいたのが、昨年9月。これ以上ローンの返済が払えない。という状況でのご相談でした。
任意売却が出来る状態になったのが、今年の7月。

といっても、交渉に時間がかかっていたわけではありません。
任意売却は住宅ローンの返済が滞った方が対象なので、時間が必要だっただけに過ぎません。

このケース。
時間があったことが逆に幸いでした。
というのも、このケース連帯保証人がいたからです。

不動産を売却した後に負債が残る任意売却。
連帯保証人はその負債についても当然、責任を負うことになります。

本人が勝手に売却した結果残った負債を、連帯保証人が一方的に負わされるのはおかしいですよね。
従って、任意売却をする場合、連帯保証人の同意も得る必要があります。

今回はその連帯保証人の同意を得ることについて、非常に高いハードルがありました。
詳しい話はここで書くことが出来ませんが、今までの経緯を考えると同意が得られない事も無理はないなと思いました。

特に離婚が絡んでいる場合自体は深刻です。
絡んだ心の糸を解きほぐすことは、一筋縄では行きません。
結果的には成功したと書くと、私の交渉力で問題を解決したかのような印象を与えてしまうかもしれませんが決してそうではありません。
こういった問題の時、私は相手を説得することはしません。
相手を説得しない代わりに、必ずやることがあります。

それは、私情を入れずに状況を正確に説明することです。

依頼者の意向はもちろん説明します。
しかし、連帯保証人は依頼者の意向通りにする義務はない事も説明します。
あくまで、連帯保証人ご自身の意思で、任意売却をするかしないか決めることができることを。

もちろん私は合理的に「こうした方がいい」という考えは持っています。
しかし、当事者にとっては過去のいきさつがあります。

それは他人ではうかがい知れないこともあるでしょう。

事情を知らない第三者の私が合理的な解決方法だけを押し付けてもそれは無理というものです。

合理的であってもなくても、あくまで当事者の自由意志で物事を決めるべきだと私は考えています。

今回は時間があったことが幸いでした。
結果、任意売却についてご理解をいただきました。

名鉄犬山線扶桑駅最終手続は、岐阜信用金庫扶桑支店にて。
弊社がある神奈川県厚木市からは、約317キロほど離れております。

当事務所の営業エリアとしては、中距離でしょうか。

買主様、岡崎市の協力会社様、(株)住宅債権管理回収機構様、(株)OKB信用保証様、皆様のご理解、ご尽力のおかげで、今回も任意売却を成功させることが出来ました。
ご協力ありがとうございました。

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この記事を書いた専門家

宅地建物取引士杉山善昭
宅地建物取引士杉山善昭任意売却の専門家
(有)ライフステージ代表取締役
「不動産ワクチンいまなぜ必要か?」著者、FMヨコハマ、FMさがみ不動産相談所コメンテーター、TBSひるおび出演。単に家を売るだけでなく「お金に困らない暮らし」を提案している
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