徳川家康もびっくり!銀行からの懐柔策!?

412年前の今日は徳川家康率いる東軍と
石田三成率いる西軍との関ヶ原の戦いがあった日です。

前情報では石田光成の西軍が圧倒的に有利でしたが
戦が始まると次々に東軍へ寝返り、結局東軍の圧勝で終わったこの戦い。

戦の準備をしている間、敵方の武将にひたすら手紙を送って懐柔したそうです。
徳川家康の頭脳の勝利ですね。

さて、今日はうっかり嵌まるといけない話をしましょう。

弊社にご相談に来ている方のもとに、銀行からオファーがありました。
「Nさん、お支払いが厳しいなら当面金利だけのお支払いでも結構ですよ」

支払いが厳しいNさん。
「金利だけでいいなら助かるな」そう思ったそうです。

「但し、保証人を付けてください」

銀行は当たり前のように、そう言ったそうです。
せっかく銀行から提案してくれているなら、親に話してみよう・・・
その前に私のところに相談に来られました。

現在、マイホームを持っている。
当面の間金利だけの支払いを銀行から提案された。
念のため保証人をつけるよう要求してきた。

確かに、このことだけ見ると、金利だけ支払う間、
保証人を付けるという風に取れると思います。

しかし、騙されてはいけません。

銀行が好意でこのようなことを言うはずもなく
当然、貸し倒れ回避のリスクを低減するための交渉です。
一旦付けた保証人は金利だけの支払い期間ではなく永久に
保証人になるのです。

徳川家康もびっくりの懐柔策です。

少々の交渉は必要になりますが、金利だけしか払えないのなら
銀行に言って、そう宣言すればよいのです。
保証人を付ける必要など、どこにもありません。
最も、認めるかどうかは銀行次第ですが。

保証人を付けると、いざという時に保証人にも被害が及びます。

私個人的な意見を述べると、保証人制度はもはや無くすべきだと
思います。
債権者のリスク回避のために、責任を全て保証人に押し付けるのは
貸し手の怠慢です。

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この記事を書いた専門家

宅地建物取引士杉山善昭
宅地建物取引士杉山善昭任意売却の専門家
(有)ライフステージ代表取締役
「不動産ワクチンいまなぜ必要か?」著者、FMヨコハマ、FMさがみ不動産相談所コメンテーター、TBSひるおび出演。単に家を売るだけでなく「お金に困らない暮らし」を提案している
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