川崎市川崎区の任意売却契約
川崎市川崎区の任意売却契約が先ほど無事締結となりました。
今回の案件、ちょうど一年前からご相談に乗っていた案件です。
なぜ、一年かかったか気になりますか?
初めてお会いした時は、まだ延滞が始まったばかりの時でした。
銀行の代位弁済の通知が来るまでそれから四ヶ月。
サービサーが決まったのが翌年二月という状態。
通常のパターンからは随分時間がかかりました。
一言で言うと、「銀行内部の書類の回り方が遅い」ということです。
銀行の社内手続きの進み方が遅い事は、私の依頼者にとって喜ばしいことです。
何故なら、住宅ローンの支払いも止まっているので、事実上その家に無料で住むことができるからです。
ただし、その分遅延損害金の額も増加するので、自己破産をしない方にはメリットにはならないですが。
さて、ようやく販売が開始できる状態になると、今度は販売価格について債権者と協議する必要があります。
ここでまた、アクシデントが発生。
債権者の要求してきた販売価格が高いのです。
弊社の査定金額よりも300万円以上も高額でした。
しかし、債権者が要求した金額でなければ販売活動できません。
やむを得なく、指定金額で販売し始めましたが、予想通り引き合いがなく、あっという間に数ヶ月が経過してしまいました。
私から価格変更要請をするも、債権者は取り合いません。
どうもこの債権者の社風のようです。
実名は伏せておきますが。
最初の専任媒介から、数ヶ月が経過し、債権者もようやく重い腰をあげ、価格の改定を行いました。
成約の可能性が高い金額です。
すぐに引き合いが複数入り、週末には四件もの内覧者が発生しました。
今回の物件、任意売却物件にしては、というと語弊があるかもしれませんが、室内の状態は非常に良い物件でした。
債権者の価格設定が間違っていた。という理由で成約に至らなかった物件ですから、値段さえ適正であれば直ぐに売れる物件。
もちろん週末の四件の内覧者から購入申込みが入り、本日ご契約に至った訳です。
このように、債権者の指定金額が高いことは珍しくありません。
ここで、諦めてしまう任意売却会社も多いようですが、根気よく交渉すると道が開けることがよくあります。
要は、債権者の担当者とどれだけコミュニケーションが取れるか?に尽きると思います。
電話の応対、必要資料の提出状況、説得力のある査定書など弊社の振る舞いを債権者は見ていますし、
弊社が過去に、キチンと任意売却を成功させてきた事は債権者も知っています。(不動産業者の実績データベースがあるらしい)
おかげさまで、今では殆どの債権者とスムーズなやりとりができていて、これは弊社のみならず依頼者にとってもメリットのある事で、嬉しく思います。
どのような世界にいても、真面目が一番。
行ったことは実行する。できないことは言わない。キチンと仕事をする。
今も昔も、変わらない事です。
この記事を書いた専門家
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(有)ライフステージ代表取締役
「不動産ワクチンいまなぜ必要か?」著者、FMヨコハマ、FMさがみ不動産相談所コメンテーター、TBSひるおび出演。単に家を売るだけでなく「お金に困らない暮らし」を提案している
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