コロナ禍の生活術

あゆみ

こんにちは、アシスタントのあゆみです。
今回はコロナ禍の生活術というテーマで杉山善昭先生にお話しをお聞きしたいと思います。
先生よろしくお願いいたします。

杉山先生

はいこんにちは。
コロナウイルスの専門家ではないので「病」のお話ではありません。誤解しないでくださいね。
不動産業を通じてご相談者の生活について実体験を元に「生活術」についてお話ししていきます。

内閣府の資料にもあるように、経済の先行きがイマイチ見通せない昨今の状態の中で、住宅ローンを抱えている方はどんなお悩みを抱えているか?
私のところに寄せられるご相談は、「残業代が減った」「事業の母体が変わった」「事業規模縮小で配置転換させられた」「ボーナスが激減」など数多くの収入に対する不安が圧倒的多数を占めています。

そんな中、どう考え、どう行動すれば良いのか?

もちろん絶対的な正解があるわけではありませんが、私なりの意見をお伝えしたいと思います。
少しでも生活が楽になるようなヒントになればという思いでお話ししますので最後までご覧いただいたら嬉しいです。

昨今、政権が黄色信号といったニュースが流れております。
政権について私の方からは何もお話すすることはありませんが、気になるワードがあります。

あゆみ

気になるワードってなんですか?

杉山先生

自助、共助、公助という点です。
自分で助ける。共に助ける。公が助ける。ということですね。

私が気になっているのは順番です。
公助が先じゃなくて、自助が先。

自助、共助、公助のという順で、とにかくまずは自分の力で何とかしてください。
ダメだったら、仲間に助けてもらってください。
最終的にダメだったら、国が助けますと。

私自身、この3つの言葉自体は確かにその通りだという気持ちを持っています。

例えば災害になった時ですね。とにかく救助隊なんかが来るまでに数日かかる。この数日を何とか自力でクリアしてください。
全くその通りだなと思います。

普段から乾パンを用意しておくとか、固形燃料を用意しておくとか。
そういった日頃のことが大事だということは異論ありません。

ただ今回コロナ禍において、この順番でやられてしまうと倒れてしまう方。
沢山いるのではないかと思います。

非常に厳しい経済状態の中でも、とりあえずは自力でなんとかやってくださいというところが基本ということです。

あゆみ

でも先生。
緊急の融資とか、いろいろ制度があるってニュースでもやっていますよね?

杉山先生

はい、緊急小口資金や新型コロナウイルス感染症特別貸付。
その他、複数の支援策がなされていることも事実です。
ただ、何かしらの制度ってやっぱり遅れて実施されるという傾向なのです。

いうまでもなく、これらの施策は後追いであることと、足りないお金を補填するといった要素が強いです。

但し、補填されるお金の多くは貸付。つまりいつか返済しなければならないものです。
つまり、苦しさの先送りです。

誤解をしていただきたくないのですが、制度を批判しているわけではありません。

さて、本題です。

私たち庶民が徹底的に意識しなければいけないこと。
それは、収入は不確実なもの。支出は確実なものだと意識することです。

住宅ローンにしても車のローンにしても何のローンにしてもそうなのですけれども、ローンの本質は今、手元にないお金を使うことです。

あゆみ

今ないお金を使うのがローン、、、なるほど
クレジットカードの買い物も同じですね!

杉山先生

クレカの一括払いは単なる決済手段ですが、リボ払いなどはローンと同じですね。

収入は不確実なもの。しかし支出が確実なものとして必ずやってくるのです。
収入が不確実になっても、支出が確定しているので、予定通り収入が入ってこないとアッという間に生活が破綻してしまうわけです。

じゃあ破綻しないためにはどうすればいいのか?

方法は2つです。収入を増やすか。コストを下げるか。

このコロナ禍においてじ収入が簡単に上がるでしょうか?
なかなか難しいのではないかと思います。

不景気になるとマルチレベルマーケティングなどの副業勧誘が増えたりして社会問題になったりしますね。
実際、消費者庁も業務停止命令が出される事例もありました。

若干話が逸れましたが、収入を増やすために資格を取得して、、、という資格ビジネスも盛況です。
専門家になるには最低1万時間必要ですみたいなことがよく言われております。
よく使われるのは試験勉強ですかね。何かの国家資格を取るのに、勉強時間だいたい1万時間です。なんていうことはよく言われるわけです。

1万時間投下して資格を取って、じゃあすぐ稼げるか?稼げないですね。

収入というのは、今すぐ何かをやり始めても結果が出てくるのに非常に時間がかかるわけです。

現実問題としては真っ先にやるべきことはコストダウンです。
コストダウン=生活費のリストラ。


あゆみ

うちは贅沢してないし、削るものなんて何もないじゃないかなって思うんですけど、、、

杉山先生

そうですね。
そういうご意見の方、意外と多くお会いします^^

例えば、他の動画でもお話をしていますけれども生命保険。
生命保険というのは解約できない。
何かあった時困るから。
そうおっしゃる方がたくさんいらっしゃいます。

生命保険会社の方からすれば、杉山は何を言っているのだって思われるかもしれません。
しかし、生命保険はいざという時のために余裕がある時に掛けておくものです。

普段の生活がままならないのに、生命保険を掛けているということは本末転倒です。

比較的人気がある生命保険は貯蓄型と言われているもの。
満期返戻金が全部の保険代金に対して80%あるとか70%あるとかっていうのがあります。
それが果たして本当に得なのかという議論は置いておいておくとしても、普段の生活の中で貯金が全くゼロです。
保険かけていたらゼロですよっていう場合、非常に危険な思考です。

こういった時こそ、固定経費を減らすということが大切です。

意外と意識から抜けている方多いのですが、スマホなんかもちょっと工夫するだけで数万円安くなる。
一家で例えば4人ご家族になるとしたら万単位の節約なんて比較的簡単にできます。

面倒くさそうだからやらないという方が多いですよね。やる気になればやれます。

1万円2万円浮いてきても焼け石に水だよね。
そうおっしゃる方がいらっしゃいますが、この積み重ねこそが明日を生きていく術になります。

あゆみ

当たり前を疑ってみるってことですね!

杉山先生

その通りです。
これは仕方ない、あれは仕方ないという頭のブロックをストレッチするのです^^


あまり報道されていませんけれども、あの水道料金が10%近く上がるということが言われております。
10%水道料が上がっても、10%収入は上がりません。

例えばご家族で家計というものを共有化することによって、皆さん家族の意識でちょっと水道を節約しようかなというような意識をまず持つことが大切です。
10%少なく水道を使うことはできると思います。

家計の中で今うちの家計はこうなっているのだということを共通認識として、お子さんにも伝えてあげる。
お子さんもお子さんの頭の中に、お金っていうのは湧いてくるわけじゃないと教えてあげることってとても大切です。

あゆみ

先生のおススメの家計節約術ってありますか?

杉山先生

私の節約術はクレジットカードです。
現金ほとんど使いません。

クレカの良いところはいくつかありますが、一番は全部記録されるという点です。
届く明細を見て、お金の使い方を振り返ることができます。

ちなみに、すべてのレシートは保管しています。

クレカを使うメリットの二つ目はポイントです。

私のクレジットカードは、だいたい使ったお金に対して2%のポイントが付いてきます。
例えば年間100万円使うと2万円分のポイントが付きます。
これは逆に言うと、収入が増えたことと同じです。

各社いろんなクレジットカード出しています。ポイント馬鹿に出来ません。
一円のお金を笑うものは一円のお金に泣くなんて言葉もあります。ポイントを是非使っていただいたらと思います。

あゆみ

先生、クレジットカードって使いすぎそうで怖いんですけど。。。

杉山先生

心を鬼にしてお話をすると「そのぐらいのことは自分でコントロールしましょう」
お金のコントロールができないのに、人生のコントロールができるはずもありません。

クレカ使うと現金でもそうですけれども、必ずレシートというのが貰えます。
あのレシート。受け取らない人、とても多いなと実感しています。

レシートをペタペタノートに貼って、使ったお金の合計額書いておけば今いくら使っているのが把握できます。
暗算で足し算ができなくたって電卓、スマホだって電卓付いていますし。これぐらいはできると思うんですよね。

逆にいうと、このぐらいの事がお金のコントロールができなければ、お金に振り回されてしまいます。
お金をコントロールするのか、お金に振り回されるのかはあなた次第です。

クレジットカード使えない方はデビットカードというのがあります。
デビットカードっていうのは銀行が発行するもので残高までしが使えないという優れもの。

これは預金までしか使えませんから、信用で使っているわけじゃありません。
自分の残高までしか使っていませんので、クレジットカードが使えない方でも使える。
作れるというものです。
とにかく面倒くさがらずにやるということが、非常に大事です。

情報弱者、行動弱者は必ず損をします。是非活用したいものです。

また世の中には、タダで使えるものがたくさんあります。
社会情勢を見ると、比較的労働時間が短くなる傾向があるように感じます。残業が減っていませんか?

ということは必然的に余る時間が出てきます。この余った時間を有効活用していただくと、将来的にはお金が生まれてきます。
どういう有効活用するかというと、それを投資に使うということですね。

あゆみ

余った時間を投資!?

杉山先生

はい、時間は資産です。
無駄に使うのも、有効に使うのも自分次第です。

将来お金を生むような時間とするのですね。一番いいのは自己投資ですね。
文章が得意な方は文章書くとかありますし。今は例えばココナラとかLancersとかTimeTicketとかで、自分の時間を切り売りするようなサービス。仲介するサービスですね。マッチングするサービスがあります。

こういった時間をお金に変えるようなサービスをうまく使って、自分が知っているノウハウを知らない人に提供するとそこに価値が生まれる。収入が得られます。

是非ある時間を有効活用していただいて、将来お金を生むための時間としていただくとよろしいかと思います。

今回コロナ禍における生活術ということで、どう考え何を行動したら良いか?
今回はお話をさせていただきました。

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この記事を書いた専門家

宅地建物取引士杉山善昭
宅地建物取引士杉山善昭任意売却の専門家
(有)ライフステージ代表取締役
「不動産ワクチンいまなぜ必要か?」著者、FMヨコハマ、FMさがみ不動産相談所コメンテーター、TBSひるおび出演。単に家を売るだけでなく「お金に困らない暮らし」を提案している
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