住宅ローン返済苦!赤字家計から脱出する杉山式赤字解消法~家計をデトックスせよ~
住宅ローンの返済が苦しい。。。
生活が苦しい状態から抜け出すには、1にも2にも家計の黒字化が必要です。
毎月赤字では、必ず破たんしてしまいますからね。
こんにちは任意売却の専門家杉山善昭です。
住宅ローン緊急相談室では、依頼者のお住まいを売るだけでなく、生活の正常化が実現できるようにサポートもしております。
家計が黒字になれば、マイホームを売却せずにすみますからね。
今回は赤字家計を脱出する具体的な方法についての解説です。
家計の正常化を実現するためには、何をおいても、家計を把握することから始まります。
毎月の赤字がいくらなのか把握していない方はこちらのページからご覧ください。
毎月の赤字がだいたいいくらなのか把握できた所で今回の本題のお話しをしたいと思います。
収支の把握するのですが、ほとんどの方は収入が1本か2本ですね。
ご主人だけの給料か、奥様の給料が入るかの違いだと思います。
収入の方は非常にシンプルです。
では、肝心かなめの支出の方です。
しかし私の経験上、家計簿をつけている方は10%にも満たないです。
支出の管理ができていなければ、何をどうしたら家計が黒字になるのか?が分かりづらくなってもおかしくないですよね。
全てのものを1円単位で計算するのは確かに大変ですが、だからと言って出てゆくお金をコントロールしない限り、いつまでもお金で悩む生活から脱出することができません。
ここで私が簡単な管理方法をご案内しますね。
家計黒字化計画ステップ1
まず最初に家計簿は買わないでください。
その代わりノートを買ってください。大学ノートでOKです。
買い物などでお金を払う時に、必ずレシートを受け取ってください。
受取ったレシートはノートに貼っていきます。
貼ったらその横に、今日使った金額と残金を書いて下さい。
例えば今日5,980円使って、月に使えるお金が150,000円の場合、
今日5,980円、残144,020円/150,000円といった具合です。
細かい食費とか、被服費とか書かなくてOKです。
カードの明細や通信費等は、その請求書が届いたら、ノートにペタペタ貼っていきます。
お小遣いも渡した時にノートに記載します。
銀行口座から引き落とされるものも、ノートに記載します。
繰り返すようですが、ノートは家計簿用ではなく、普通の大学ノートの方がいいです。
その方がざっくり書き込めますから。
毎月月初に、前月分の合計額を確認します。
これでステップ1は終わりです。
実は、ステップ1をやるだけでお金は貯まります。
コップの水理論。聞いたことがあるでしょうか?
コップに水が半分入っている状態。
「まだ半分入っている」と感じる人と「もう半分しか入っていない」と感じる人がいます。
日本人はネガティブ思考をする傾向が強いので、「もう半分しか入っていない」と感じる人の割合が心理学上多いです。
その結果、あまりお金をつかえないなという意識が働くのです。
また、仮に楽天的「まだ半分入っている」と思う人であっても、給料日から半月経たないうちに、使えるお金の半分以上使っていることが分かったら、お金を使うペースを落とす意識が働きます。
つまりお金の見える化をするのです。
家計黒字化計画ステップ2
お金の支出は3種類に分けることができます。
なんだか分かりますか?
正解は、「消費」「浪費」「投資」です。
支出を項目を分けると、本来は食費、雑貨、通勤費、消耗品、被服費、教育費、光熱費、通信費、お小遣い、貯蓄という感じで区分できると思います。
この区分ではなく、シンブルに「消費」「浪費」「投資」の三つに分けるのです。
特に、「浪費」
家計を管理する本当の目的は、浪費を削ることです。
以下の通りになります。
【消費分】
・食費1(生活必要分のみ)
・生活雑貨、日曜品
・通勤費(必要最低額=公共交通機関)
・医療費
・被服費(必要最低額)
・教育費(学費)
・水道光熱費(必要最低額)
・冠婚葬祭費
【浪費分】
・食費2(ジュース、お菓子、お酒、カップラーメン、ミネラルウォーター、アイス等)
・ペット関連
・車関連
・お小遣い
・通信費(スマホなど)
・通勤費(必要最低額以外)
・被服費(必要最低額以外)
・水道光熱費(必要最低額以外)
【投資分】
・生命保険
・貯蓄
・投資
・資格取得(将来お金を生むもの)
といった具合です。
記載のないものは、どこに当てはまるかひとまず個別にご判断ください。
これを実行すると、買い物をする時に、その買い物が消費なのか浪費なのか意識をするようになり、無駄な出費を抑えることができます。
以前任意売却のクライアントさんから「子供のおやつのお菓子は浪費なんですか?」という質問を受けました。
とても良い質問です。
ほとんどの親御さんが、おやつは消費と答えるのではないでしょうか。
私の回答は以下のものです。
—回答ここから—
『消費か浪費は、「それが無ければ生きていけないかどうか?」で判断します。
従って、子供のおやつは浪費です。
うちの妻もお菓子を買っています。
浪費ですが、私が渡した生活費の中でやりくりしているので、口を出しません。
過去に、やりくりできない時もありましたが「お菓子を買って生活が赤字になるのはおかしい」と指摘してきました。
お菓子は生活に余裕があるから買えるものであって、お菓子を買うから家計が赤字になるのは本末転倒です。
今、妻は子供のおやつを極力手作りしています。
お菓子は極力買わないようにしていますし、小麦粉などがあればおやつは作れますから。
材料費が圧倒的に安いです。子供と楽しんで作っていますよ^^』
—回答ここまで—
赤字家計の原因は「思い込み」であることが多いです。
これは必要だから買う。アレも必要だから買う。
必要なものを買ったら、お金が足りなくなった。赤字になった。
これは大きな勘違いです。
必要でないものを買っているから赤字になるのです。
見栄も浪費に直結します。
週末や送り迎えにしか使わない、高価なワンボックスカー。
お金を生む為に使わないスマホ。
挙げればキリがありませんのでこの辺にしておきます。
家計黒字化計画ステップ3
さて、ここまできたらもう黒字は間もなくです。
消費だと思っていたものが、浪費であることがあぶり出されます。
家計の黒字化は浪費の削減です。
問題は消費という意識で使っている浪費。
浪費を浪費として認めること、向き合うこと、解消すること。
この段階まで来ると浪費を削った結果、必要最低限の生活費も計算できたと思います。
もうこれ以上切り詰められない!という所まで来ると、分かることがあります。
それは何か?
いまの収入で、生活が成りたつのか?成り立たないのか?ということです。
お金は天から降ってきません。
多くの場合、「お金がかかるのに、なぜお金が足りないのか?」という悩みを持っています。
「お金がかかる」ことが固定されている思考になってしまっていることが多いのですが、そうではないのです。
あるお金しか使うことができないのです。
先の相談例でも書きましたが、生活費に余裕があるから、子供のお菓子を買うことができるのであって、子供のお菓子は必要最低限の消費ではないのです。
実は生命保険も同じです。
分類上、生命保険は投資にしました。
しかし、生命保険を払うから家計が赤字というのは本末転倒です。
生命保険は万が一の時の為に、余裕がある時に掛けるものです。
今日の生活が成り立たない赤字家計の中で生命保険に加入する理由はありません。
と言っても、すぐに生命保険を解約するのではありません。
もっと無駄なものを徹底的にそぎ落とした後、それでも家計が赤字なら生命保険を解約するという順番です。
お金をコントロールすることで、使えるお金を知り、行動すれば必ず黒字家計になります。
毎月お金が残る生活を実現して、お金の悩みがない生活をぜひ実現しましょう。
住宅ローンを抱えている状況の中で、家計をやりくりしてもどうしても黒字にならない。
もしそうなら「その住宅ローンの支払いをする経済力がない」という現実を真摯に受け止めることが必要です。
赤字生活は永遠に続かず、いつか必ず破たんします。
私たちは、単に不動産を売るだけでなく家計の正常化を目指して日々活動をしています。
ご遠慮なくご相談ください。
この記事を書いた専門家
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(有)ライフステージ代表取締役
「不動産ワクチンいまなぜ必要か?」著者、FMヨコハマ、FMさがみ不動産相談所コメンテーター、TBSひるおび出演。単に家を売るだけでなく「お金に困らない暮らし」を提案している
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