給料低下で住宅ローンが払えなくなったご相談事例
こんにちは、任意売却の専門家、杉山善昭です。
最近、全国各地からご相談が寄せられています。
ご自宅の近くに相談ができるところがあれば、そちらのほうが便利だと思うのです。にも係わらず弊社にご相談が寄せられるということは、お住まいの周辺に任意売却を相談できるところがない。ということなのだと感じますね。
先日は所沢まで出張相談。本厚木から行ったので、新宿から西武新宿線に乗り換えるか池袋から西武池袋線に乗り換えるか悩みながら、向かいました。実はレッドアロー号に乗りたかっただけですが、、、
時間の関係で乗れませんでしたけど。
無料の出張相談は東京都と神奈川県なのですが、たまたま他にも用事があったので無料出張相談にうかがいました。
実は埼玉県は東京神奈川に次いでご依頼が多い所です。
所沢は初めて行ったですが、駅前の商店街に活気があり(実は商店街好き)好きな街です。
今回のご相談は、N様。
奥様からのご相談です。
ご主人の会社の都合で給料が低下し、家計が赤字に。
何とかやりくりしようとした奥様がクレカの借入で回していたが、とうとう借入の限界に至ってしまった。
ご主人に言えない借金の話。
かといって言わないと埒が明かない状態。
何とか家を死守したいご主人。
それはそうでしょう。今まで聞かされていなかったのだから。
しかし、話をしている内に、苦しい生活を続けてきた奥様に向き合わなかったご自身にも落ち度があると。
今回は住宅ローン以外の債務が多いので民事再生から検討しました。
民事再生は、単純に言うと住宅ローン以外の負債が5分の1まで圧縮できる制度です。上手く使うと効果があります。
但し、借金が5分の1になっても生活そのものが黒字にならないと民事再生をしても意味がありません。
払った利息の事もありますので、過払い、民事再生、任意売却の順に検討していくことにしました。
ショッピングの割合が多かったので、過払いが見つかったとしても額面はそれほどでもないかもしれませんが、それでもお金が帰って来ればそれに越したことはありませんからね。
ご相談者さまには、ひとまず1ケ月間、使ったお金を全てレコーディングしていただきます。
これをしないと、民事再生で問題が解決できるか判断が付かないからです。
やり方は簡単。
全ての支払いでレシートをもらうだけ。
レシートを無くさないように、ノートに貼っていただきます。
1ケ月経過した時点で月の支払い総額がいくらになったのか計算していただきます。
後は簡単です。
銀行引き落としの金額、乗っている車の維持費を月単位で出します。
結果的に月額平均でいくらの支出があるのか?をまず把握し、そしてそれを削る方法があるのか?
あるのならどれだけ削ることができるのか?
これらを考え実行可能か検証するのです。
一番やってはいけないのは、もっと頑張る。もっと節約するというスローガン的解決努力です。
結局は、問題先延ばしにしか過ぎません。
そうそう、帰り道はレッドアロー号に乗れました。
ロマンスカーと違って進行方向を向いていない座席があるのに驚きました。
この記事を書いた専門家
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(有)ライフステージ代表取締役
「不動産ワクチンいまなぜ必要か?」著者、FMヨコハマ、FMさがみ不動産相談所コメンテーター、TBSひるおび出演。単に家を売るだけでなく「お金に困らない暮らし」を提案している
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