家の住宅ローンが払えなくなったら

1.銀行に連絡して待ってもらう
2.キャッシングして払う
3.知り合いに借りる
こんにちは、任意売却の専門家杉山善昭です。
今回は、住宅ローンが払えなくなったら。というテーマでお話をしますね。
もちろん、このような時のために、貯金をしておく訳ですが、この記事は蓄えもなくなった。という前提で書いていきますね。
さて、毎月の返済困難になった場合、どれが適切でしょうか?
1.銀行に連絡して待ってもらう
2.キャッシングして払う
3.知り合いに借りる
このページの目次
誰もが選びそうな選択肢が実は、、、
意地悪な質問だったかもしれませんが、実は全部不正解です。
なぜ意地悪な事を書いたかと言いますと、1.2.3は「よくある間違い」だからなのです。
1.2.3のどれを選んでも、その場しのぎにしかならず、おそらく来月も同じ苦しみを味わうことになるでしょう。
では、住宅ローンの返済が厳しくなってきたら、何をするのが一番良いのでしょうか?
生活が苦しくなったら真っ先にやるべき事とは?
答えは、家計診断です。
そもそも、なぜ住宅ローンの支払いが厳しくなってしまったのか?
・収入が減った
・学費の負担が増えた
・病気になった
・そもそも見込みが甘かった
必ず、原因が必ずあるはずです。
誤解しないでいただきたいのは、住宅ローンの支払いができなくなった原因を探すのであって、犯人探しをするのではない。
ということです。
誰かを責めてもお金は増えません。
原因は複数の要因があるかもしれません。
原因が分かったら次にするべき事とは?
次に行う事は、その原因が一時的なものなのか、恒久的なものなのか判断することです。
一時的な事由であれば、月々の返済分を一時的に金策すれば良いわけですから、短期的な借り入れと、その返済ができるかどうか考えれば良いことになります。
問題は恒久的な原因の場合です。
恒久的な要因で住宅ローンの返済が厳しい場合、その場しのぎをすればするほど、状況が悪化していきます。
漂流しているときに、海水を飲むのと一緒です。
借金が雪だるま式に膨れ上がります。
利息制限法では金利15%が上限(100万円以上の借入)です。
15%もの金利を払っていくことは不可能に近いです。
恒久的な原因がある事が分かった場合、どうしたら、家計が正常化するのかを考えます。
・加入している保険を解約する
・車を売って、バイクにする
・おこずかいを減らす
など、支出を減らす方法を検討します。
また、
・アルバイトをする
・転職する
など所得を増やすことができるのなら、これもありです。
家計を見直しても、正常化しないし、所得も増やせる見込みもない。
家計が正常化しない。ということは、残念ながら、今のあなたは「破綻へ向かっている」という事になります。
破綻が来るのが、三ヶ月後なのか一年後なのか、、、時期が違うだけです。
このままでは破綻!その際は
破綻する事が分かった場合、「出来るだけ傷口を小さくする方法」を考える事がベストです。
この中にはもちろん、家を手放す。事も含まれます。
家は、あなたの幸せのためにあるものです。
破綻の原因が家ならば、残念ですが、あなたが購入した家はあなたの幸せに役立たない。という事なのです。
この記事を書いた専門家

- 任意売却の専門家
-
(有)ライフステージ代表取締役
「不動産ワクチンいまなぜ必要か?」著者、FMさがみ不動産相談所コメンテーター、TBSひるおび出演。単に家を売るだけでなく「お金に困らない暮らし」を提案している
●プロフィールをもっと見る
●この専門家に無料電話相談をする:TEL0120-961529※タップで電話かかります。
最新の投稿
任意売却の専門家杉山善昭コラム2020.05.12知らぬは奥様だけ、ご主人の隠れ借金で住宅ローンが破たんした事例
任意売却の専門家杉山善昭コラム2020.02.27家を所有したまま生活保護は受けることができる?
不動産投資2020.01.01不動産投資は何故、失敗しやすいのか?
ご相談事例2019.10.22愛川町中津からの任意売却相談