任意売却後に残った借金どう処理すれば良いのか?

任意売却後の借金
今回のお話しは、「不動産の売却、残った借金の処理の仕方」についてです。
気になる方もきっと多いと思います。

3分半程度でご覧いただける動画もありますのでご覧ください。↓

「家を売ったって、借金を返せないよ」
任意売却や競売で自宅を手放しても借入を全額返せない場合。
こういったケースは決して珍しくありません。

不動産会社に査定を頼んだら、家を売却してお釣りが出るどころか売ったお金では足りなくて、追加でお金を出さないと売れずにがっかり。。。という経験をされた方も多いと思います。

任意売却や競売は追加でお金を出さなくても、不動産が売却できる方法ですがでは、任意売却や競売で家を手放した後に返しきれなかった借入金は一体どうなるのでしょうか?


お役立ち記事に書いた、家が無くなったらローンを払わなくても良いか?という記事の通り、住宅ローンが無くなる。ということはありません。

返せなかった借金は、そのまま残ったままです。

では、どのように処理をしたら良いのか?
気になりますよね。

住宅を売却した後に残った借金を処理する方法は三つあります。

まず一つ目です。
「自己破産」です。

ご存知の方も多いと思いますが、合法的に借金を払わずに済ませる方法です。
裁判所で手続きをしますが、プラスの財産よりも圧倒的にマイナスの財産のほうが多い場合、債務が免責されます。

但し、一定以上のプラスの財産があれば、その財産は債権者に配当されます。

その為、財産を持った状態では破産することも困難になることもあります。

二番目の処理方法は「何もしない」です。
借金が残っても自らは何もしないのです。
もちろん、債権者は請求してきますが、「無い袖は振れない」のですからどうしようもありません。

この方法(と呼べるかどうかわかりませんが)の良いところは何もしないので、費用がかからない。という点です。

債権者が損金処理をしてくれれば、事実上借金は無くなります。

もちろんデメリットもあります。
借金の処理がなされないと、永遠に借金が残ったままになりますから将来的に「給料の差押さえ」や「預金の差押さえ」があるかもしれない恐怖と戦わなければいけません。

実は借金にも「時効」という制度があり、一定期間返済をしないと時効により支払いをしなくても良くなるのです。
但し、債権者もその点は十分承知していますので、時効が成立する前に、時効を中断させる施策(差押や訴訟など)をすることは十分考えられます。

最後になりましたが、三つ目の方法は「示談する」です。
例え、数千万円の借金が残ったとしても、「毎月1万円の20年払い」をするといった具合です。

この方式のメリットは、自己破産をしなくて済むので抵抗が少ない点と費用がかからない点です。

但し、返済が完了するまで、債務は無くならないので返済中に相続があったりすると、相続人は借金の相続をしてしまう点や返済中に蓄えた財産を差押さえされる危険性もあります。

このように三つの方法を書きましたが、どの方法が絶対一番。ということはありません。

今、置かれている状況によってどの方法が良いか分かれますし、処理をするタイミングも見極める必要があるからです。
この点については、私が適切なアドバイスを行うことができますので、ご安心ください。

この記事を書いた専門家

宅地建物取引士杉山善昭
宅地建物取引士杉山善昭任意売却の専門家
(有)ライフステージ代表取締役
「不動産ワクチンいまなぜ必要か?」著者、FMさがみ不動産相談所コメンテーター、TBSひるおび出演、
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