自己破産をしても親にだけは借金を返す方法

自己破産後の借金返済
「破産すると親に借りたお金も返済できないんでしょ?
自己破産しても親だけには迷惑をかけたくないんです!」

こんにちは、任意売却の専門家杉山 善昭です。
今回は「自己破産をしても親には借金を返す方法」というテーマでお話をしたいと思います。

ここでは便宜上、親の借金としましたが、金融機関以外の、例えば友人や親戚、兄弟なども含まれます。

住宅ローンやクレジットカードの借金が膨らんでしまって、返済が不可能になった場合自己破産をして解決すること。
決して珍しくありません。
実際、平成30年度司法統計によりますと、破産件数は年間80,000件あります。

自己破産をする為に、弁護士事務所に相談しに行くと、どこからいくら借りて、返済がどの程度進んでいて、現在残高がいくらあるのか?等について確認されます。

ヒアリングの結果、自己破産手続きを依頼する事になると、その日以降、あなたのお金の管理は弁護士が行なうことになります。

と同時に返済は一斉にストップ。
債権者平等の原則からあなたの財産を公平に債権者に分ける手続きに入ります。
クレジットカード
その為、A銀行は返済を行い、B銀行は返済しない。といった行為は禁止されます。
もちろん、親の借金も同じです。
一部の相手だけに返済をすることを偏頗弁済(へんぱべんさい)といい破産法第252条で禁止されています。
親からの借金返済も偏波弁済としてカウントされます。

個人的感情で言えば、身内の借金は何が何でも返済したいところ。
金融機関の返済を遅らせてでも、返済をしないと今後の付き合いが出来ないから相談者の気持ちも理解できます。

しかし、、、
一部の人だけに返済をすることは認められていませんので、免責も受けられなくなる可能性も発生します。
自己破産は申請したら自動的に借金の返済が免除されるのではなく、自己破産の申請後「免責」を受けてはじめて負債から解放されるのです。

この点、くれぐれも気をつけていただきたい所です。
さて、では本題に入りましょう。

金融機関の借金を払わずに、身内の借金だけは払う方法。

実はあります。


こちらの記事で書いた通り、自己破産手続きをすると持っている財産(一定金額を除く)を全て債権者に分配します。

それでも、払いきれない借金が「免責」になります。
ここがミソなのですが、免責は「借金が無くなった」ことを指すのではありません。

「借金はあるけれど、払う義務が無くなった」と覚えてください。

もう一度書きますね。
借金が無くなったのであれば、返済することは認められません(贈与になってしまいます)が借金が無くなっていないので、返済する事は可能です。

自己破産を申請し、免責決定許可を受けた後に「自主的に返済することは可能」なのです。

よって、身内のしがらみがあり、どうしても返済しておきたい借金であれば自己破産手続き完了後に、自主的に返済すればよいのです。

この記事を書いた専門家

宅地建物取引士杉山善昭
宅地建物取引士杉山善昭任意売却の専門家
(有)ライフステージ代表取締役
「不動産ワクチンいまなぜ必要か?」著者、FMさがみ不動産相談所コメンテーター、TBSひるおび出演。単に家を売るだけでなく「お金に困らない暮らし」を提案している
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