住宅ローンが遅れ始めたら真っ先にするべき三つのポイント

住宅ローンが滞納

入学や、自動車税や固定資産税、家族の誕生日に冠婚葬祭。
一年中なんだかんだと出費が続きますね。
更に消費税がアップして、家計を圧迫させます。

こんにちは、任意売却の専門家杉山善昭です。
この記事は音声でお聞きいただけます。ラジオ的に音声でお聞きいただけます。
今回は、「住宅ローンが遅れたら真っ先にすること」というテーマで進めて行きますね。

真っ先にすることは、一日でも早く返済をすることだと言えば、「なんだ、当たり前」という声が聞こえてきそうです。
返済ができないと、一括返済の要求がきていずれ競売になってしまいますから返済が優先されるのは当然です。

問題はどう返済をするか?です。
これを判断するためには、返済ができない事について掘り下げていくことが必要です。
順番にいきましょう。

一つ目は、延滞が突発的なものか継続的なものなのかを判断することです。
例えば、延滞の理由が、ケガなどで一時的に収入が減ってしまった場合は、ケガが回復すれば収入が回復するのですから、延滞は一時的なものだと言えます。
しかし、重い病気で回復まで時間がかかる場合や、慢性的な家計赤字である場合、継続的に延滞が続く可能性が高いと言えます。
時間という軸で判断するのです。

二つ目は、家計を診断することです。
至極簡単な話ですが、収入よりも支出が多ければ、赤字が増え続けます。
預貯金を取り崩したとしても限度がありますし、キャッシングなどで赤字を補填しても近い将来破綻しますよね。
収入と支出を確認する際に気をつけなければいけないことは、月単体の支出だけではなく、固定資産税や自動車税、車検、住宅ローンの団体信用生命保険、火災保険、の支払いを見込む事です。

三つ目は、家計が正常化するためにはどうすれば良いのか?ということです。
いきなり収入を増やすことは、相当困難ですよね。従って支出を減らす方法を検討するのが最適です。
しかし、生活費を減らすということは多くの場合、苦痛を伴います。
生活費を節約と聞いて、すぐに思いつくのは、お小遣いを減らしたり、レジャー費を削ったりすることではないでしょうか?
一番大きなものは何でしょうか。
車かもしれません、保険かもしれません。


現時点の家計に一番関係のないのは保険です。
確かに将来のことを考えるのはとても大切なことですが、だからといって今の生活が成り立たないのでは本末転倒ですよね。

無駄な保険料を削れば、家を手放さなくても良くなるかもしれません。

次に手を付けるべきは、車です。
車はハッキリ言えば、浪費以外の何物でもありません。

車のローン、自動車保険、車検代、ガソリン代、自動車税、オイルやタイアの交換費用、2年間合計でいくら必要でしょうか?
それを24ヶ月で割ってください。
隠れた赤字の原因が見えるかもしれません。

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この記事を書いた専門家

宅地建物取引士杉山善昭
宅地建物取引士杉山善昭任意売却の専門家
(有)ライフステージ代表取締役
「不動産ワクチンいまなぜ必要か?」著者、FMヨコハマ、FMさがみ不動産相談所コメンテーター、TBSひるおび出演。単に家を売るだけでなく「お金に困らない暮らし」を提案している
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